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年末のご挨拶

今年に入って始めたメッセージのページですが、多くの皆さんに読んで頂き大変感謝しております。来年は世相の断面を表すようなシャープな文を目指したいと思います。このようなことが出来るのは皆さんが読んでいただけるために他なりません。みなさまの2025年が善い年になりますよう祈念申し上げるとともに、私も拙い文ではありますがお役に立てるエッセーを書きたいという所存であります。ありがとうございました。

2024年12月24日

芳賀克己

華やかに酔う

日頃、真面目な人が飲み会で陽気に楽しげに酔うのを見ると周囲の人々も楽しい気分になる。人はなぜ酒を飲むのだろう。食事のアピタイザーとして飲むのが最もスマートだろう。ささやかな食事でも食前酒があれば食卓は華やかで彩り豊かなものになる。対して、ある人の言葉であるが、「自分に負けているときは酒はやらない」というのがある。苦難に押しつぶされて、自分だけではどうにもならないほど心が弱っていたら酒も旨くはないし、飲み過ぎれば愚痴も出てくる。翌日には二日酔いと昨晩の自分の言動に対する後悔の念が加わり最悪の心持ちになってしまいかねない。また、別の人の意見であるが、自分の幼い娘をひざにだっこして一杯やる瞬間が人生の中で魂が最も喜ぶときであると言う。更に「勝利の美酒」という言葉もある。いずれにしても、大きな悩みや苦難にある時には酒ではなく、自分自身と向き合うことである。これを酒に逃げるから失態もさらすし、悩みも解決しないのであろう。華やかな酒とは、喜びの酒かも知れないと思えてくる。同じ飲むなら華やいで宴を思いっきり嗜みたいものである。

PCの音を良くしたい

オーディオ・システムの改善を実施してから、PCで聴くYouTubeの音源の再生能力に疑問符がでました。どうも「ラジカセっぽい音しか出ない」です。YouTubeの音源は殆どが圧縮型のMP3形式で試聴には高品位だと思います。更にYouTubeの音源の数は実質無尽蔵に多くあります。これをよい音で聴かずしてどうすると思うようになりました。そこで、品質の高いオーディオインターフェース、もしくはサウンドカードで音源を取り、これに高品位のヘッドフォンアンプとヘッドフォンで再生してみたくなりました。これだけでも音は相当に良くなると思います。実際には音質に定評のあるスタインバーグのオーディオインターフェース(UR22mkⅡ)にAIYIMAのヘッドフォンアンプを繋ぎ、SONYのスタジオモニターヘッドフォン(MDR-CD900ST)を繋げてみました。これにより音のひとつぶひとつぶが活き活きと響き音像がクリアになり各楽器の鳴りも格段に良くなりました。音楽はよい音で音を愉しむものだというポリシーからこうなりました。皆様におかれましても創意工夫と多少の出費により音の違いを体験されてみてはいかがでしょうか。

空飛ぶ車で未来へ

世界各国で空飛ぶ車が開発されています。空を飛ぶ乗り物は何でも極めて高度なテクノロジーを求められるのだと思います。当初、超ショートレンジの航続可能距離100キロ程度の機体が価格も安く、二人乗りのコックピットにコンパクトな液晶画面の航行計器類を表示し自分でジョイスティックを操作し大空を自由自在に飛べるものが夢があると思っていました。運転免許は必要でしょうが個人で所有できるレベルなら未来の通勤やレジャー用のスカイ・ビークルとして安全かつ高速に航行できるものかなと思っておりました。しかし、現実は安全の機能を高度に保つ為でしょう、国の「型式証明」を取るのが時間もかかり、そのために開発経費も莫大なものが必要になるため、いささか困難性もあることが分かってきました。また、自由に個人がフライトを楽しむためには航空管制システムも完備されなければならないようで、まだまだ時間がかかりそうです。そんな中、トヨタ自動車とジョビー・アビエーションの機体は完成度も高く、試験フライトで日本の空を実際に飛んでいます。言わばこの分野のトップランナーだと言えるでしょう。YouTubeにも動画が出ています。この機体は商用運行用のようで比較的高速で長距離を飛べるようです。近未来には個人用の自分で操縦のできる優れた機体と航行管制システム、許可された航行エリア、それに充電のインフラが完備され、皆様の夢でもある「自由に空を飛びたい」を実現され、自動車と空飛ぶ車に分散された交通網で渋滞などのない交通システムを未来への贈り物としてあげられればと思い、フロンティアである各機体メーカー様にはご期待申し上げたい次第です。

Visual C++による制御

研究開発においても今や制御なしでは高度で高精度な実験や研究用機器の開発は事実上成り立ちません。ここではこれから制御を始めたいとお考えの企業さま等に向け、簡便ではありますが私の経験を例としてご紹介いたしたいと思います。まずこの写真はVisual C++でマイコンを制御するプログラムを書いた時の、PCでのVisual C++の制御ダイアログです。このシステムの動作はまず、ダイアログの「接続」ボタンを押すとUSBを介しPCにH8というマイコンが接続されます。H8マイコンには光センサーが繋がっており、これをOPアンプで増幅しています。そして「A/Dサンプリング開始」というボタンをPC側で押すと、光センサーの信号がマイコンに取り込まれ、その信号がA/D変換されます。そしてマイコン内部にあるA/D変換器でセンサーのアナログ信号がデジタル信号に変換され、PCのダイアログのテキストボックスにその値が時々刻々と表示されています。こうなると占めたもので、このデジタルデータをどのようにも加工し利用したり、グラフを描かせたりもVisual C++で自在に出来るようになります。少し難しそうに感じられるかも知れませんが、独学の私でも出来るレベルなので、例えば機械系エンジニアでも本により勉強すれば制作できます。更に、機械系のエンジニアがVisual C++を覚えたなら、社内のあらゆる計算やVisual C++による計測制御など、専門の垣根なく非常に高度な実験・開発が可能と思われます。ビジュアルかつ高速なC言語で開発ができるVisual C++は並々ならぬハイレベルな開発環境と言えると思います。

文を書くことの大切さ

会社員を辞めたすぐの頃、私は言うに言わねぬほど苦しみ人生の地獄のような日々を過ごしておりました。それは、会社員現役のときに自分の傲慢で謙虚のかけらもない諸事の行いが、毎日、鉛のように極めて重く自責の念としてのしかかってきたからです。その潰れてしまいそうな中、私は何とかペンの代わりにパソコンで、自分の行いの悪いところとその意味・理由を小論文形式にまとめるように致しました。しかし、不思議なことにこの文を書くと、薄皮を剥ぐように僅かずつですが心が楽になってゆきました。この書くという作業が底辺に居た私を導き、がんじがらめの心を解きほぐし、一歩々、自由な明るい状態へ遷移してゆくための大切な作業になったわけです。ところで正直な話、どなたでもひとつやふたつの自分の良くないと思える点をお持ちでしょう。また、何かで悩まれることもあるでしょう。そんな時、文章に書き出し冷静で分析的な心で、自分に向き合い対話してみるといいと思います。人間、真実の自分の姿を知ることが、非常に難しく尊いものであると思います。自分のことが分かれば、対処の仕道が見えてくると思います。これを、継続することに自己の向上というものがあるのだと私は三十余年の経験から言えます。

おめでとうございます

かつて三菱で大変ご懇意にして頂いた一級上の先輩が社長にご就任されました。その方は、30年ほど前の当時から「社長の器」と言われており、いわゆる親分肌の方です。私も若手大人数でのスキー旅行や食事会、ドライブに連れて行って頂いたりと公私に渡り大変にお世話になりました。激動する現在の日本社会においても、持ち前の卓越したリーダーシップでこの荒波の舵取りを難なく乗り切られることとお察し申し上げます。このようなトップリーダーの方と一時ではありますが、ご一緒でき極めて高い誇り、高揚感と期待を抱かずにはおれません。Bon Voyage MITSUBISHI. 

 

芳賀克己

学問のコロセウム

私は60年ほど前の子供の頃、テレビで観た古い映画で脳裏に強烈に印象が残っているものがあります。それは「学問の決闘」の場面です。ローマのコロセウムを切り取ったような円形の討議場でのシーンです。このモデルとなっていたのは恐らくアメリカの一流大学だと思います。学生たちは学生寮で教授から出されたテーマについて必死に猛勉強しこの闘技場で一人ずつそのテーマについての理論を展開し発表します。いわゆるディベートとは趣を異にするものです。自分の考える理論を雄弁に語るのです。そして教授が順位を決定するのです。最初は学生全員が発表し、徐々に絞り込まれて行き最終的には一対一の勝負になります。血の滲むような勉強をして壇上に登る。そしてまた熾烈な勉強と、子供ながらにこの映画を観て血が騒ぐと言うか心が燃えてきたのを覚えています。今にして思えばこのような極めて厳しい教育に揉まれ世界でトップクラスの人材が輩出されるのだと思います。また、現代ではこのような特殊なことは出来ませんが、似たような手法にディスカッションがあると思います。私も院生時代、勉強で仕入れた知識をもとに助手の先生に相手をしてもらいディスカッションで専門知識をより良く深く正しく理解させてもらった経験があります。これにより修士の素養を形成して頂いた思いです。グループ・ディスカッションでは数人でやるので論点が拡散してしまう事もあります。やはり、学問では理想は一対一が良いと私は思います。企業における開発や研究に於いては、理論の整理と方針決定の際にディスカッションで徹底的に煮詰めることが成功につながるのだと信じてやまないです。浅学の私の意見で恐縮いたします。

Visual BasicによるDX化の推進

企業さま等におかれましては、一件の仕事をとにかく高速に高いコスト意識でどんどんこなす必要が求められると思います。喫緊のDXの観点からも対応が求められるものと思います。そこで、煩雑なルーチンの工学計算をプログラム化することが効果的と思われます。複雑な工学計算を手計算で行うには煩雑な上計算ミスのリスクが発生します。このような計算にはMicrosoft社のVisual Studioは向いていると思います。Visual Studioは非常に優れたプログラミングができる統合開発環境で、この中にあるVisual Basicを使えばどのような工学計算も、グラフ(ピクチャーボックスに座標系を定義すれば良い)も描かせることができます。Pythonなどでも可能ですがプログラムの配布ができません。そしてこのVisual Basicが計算ミスを排除できるため非常に役に立ちます。Visual Basicではダイアログを生成でき、ボタン、テキストボックス、ピクチャーボックスなどを始めとし多数のツールが使え、販売されているようなWindowsアプリケーションが比較的簡単なBasic言語で自作できます。これを使わない手はないほどです。作り方の手順はまずダイアログにボタンやテキストボックスを等を配置し、フォームデザインを行い、Basic言語で各ツールの動作の定義や計算式を記述すれば完成します。最初は取っ付きにくい面もあるかと思いますが、慣れれば簡単です。関連書籍も多数出版されております。私は試しにVisual C++で梁のたわみ計算のプログラムを制作(写真)してみましたが、数回のバグ取りで完成しました。Visual Studioにはデバッガーも当然搭載されております。この写真はそのインターフェースです。そして工学計算から端を発し事務を始め社内で使う様々な計算のプログラムを作成されれば、計算業務のDX化が計算ライブラリとして達成できると思います。ぜひご検討願えれば幸いです。

クリスマスの夜に

もう聖夜の伝説は過ぎ去ったけど
あなたの心の奥底に確かに埋もれたものがある
火遊びの恋や実らぬ恋に別れを告げ
そろそろ自分を見つめ直してみる時だ
それはイブの夜に聖の光を受けて露わになる
世界で最も幸福なものを勝ち取るのです
すべての偽りを捨て去り
さあ駆けてゆきなさい

 

ネット従事者に捧ぐ

人々が目覚め始める暁の朝でさえ
ネットワークの大海に神経をやすめることはない
静かで魅力に満ちたこの第二の世界の安寧を見守るのだ
なぜ彼らはそのようなことができるのだろう
生き甲斐は何だと尋ねられたら
民衆の笑顔だけが彼らの唯一最高の喜びさ
そう自分の使命を慎ましく心の中で語るんだ
彼らの姿は見ることはないが言っておこう
幸福をありがとう

ロボット制作体験記

会社員を辞めてさほど間もない頃、ホンダの二足歩行ロボットASIMOが世界を賑わせていました。私もこの分野に非常に興味があり、ちょうどタイミングよく福岡でロボット展が開催されるのを知り、現在のロボットの開発動向を調査しに行きました。そこで、モルフという小型ヒューマノイドを見てその技術レベルの高さに惚れ込み、「俺もこのようなロボットを創ってやろう」と考えました。最も大事な資金ですが、過分な退職金をもらっていたので、これで何とかしようと考えました。早速、近くでもある国立の九州工業大学の図書館で日本ロボット学会の論文集に目をつけ、必要と思われる論文を徹底的にコピーして読みあさりました。そして開発室と称して自宅の6畳の一室に製作に必要な機械を購入しセットアップしてスタートしました。まずは、構想を盛り込んだ開発計画書というのを作成し、これに基づき図面を自前のAutoCAD LT(2次元CAD)を駆使して12DOF(12自由度)のヒューマノイドの脚部を、CADと首っ引きで描き上げました。そして、足の駆動のアクチェータとして前述のモルフの真似をしてラジコン用のハイトルクのサーボモーターを20個ほど20万円強で購入し製作に取り組みました。私の設計では脚部本体をアルミ加工とその板金加工でつくり、サーボモーターや駆動部のベアリングを組み込み組み立てました。加工と言っても技能は無いわけですので工夫の連続で非常に苦労してつくりました。ハードウエアができたら次は制御系のハイスペックマイコンと歩行プログラムに取り組みました。制御系の文献を調べたり、この道の専門家に教えてもらったりしながらC言語で歩行プログラムを書こうとしました。しかし、C言語にはポインタという難解な概念の記述があり、ロボットのプログラムはこのポインタが頻出するので悩みに悩みました。悩み抜いた私は半ばやけくそで、事もあろうに専門誌に公開されていたプログラムをそのまんま流用してしまいました。私のような中途半端な性分ではこうなってしまうんですよね。新規性も独創性もあったもんではないです。ただのパクリです。それでも制御系の構成だけは立派で、PCから無線でマイコンを制御できました。そして、問題の歩行実験です。PCからコマンドを打ち、家族の前で緊張の瞬間を迎えました。そしたら驚いたことにパクリのプログラムにもかかわらず、きちんと一歩いっぽ歩きました。私の技術は赤ん坊のハイハイレベルですが、例のプログラムが優秀だったため、3メートル位歩行しパタンと倒れてしまいました。どなたか申しておりました。「人間というものは一生一つの分野で生きてゆくものだ」と。私は元々、機械屋なので電子工学には無理があったわけです。その時点では難易度の高い制御プログラムを書くなんて、できるわけがないです。この一件で、越えられない壁に直面すると逃げと言うかパクリをしてしまう情けない性分を嫌と言うほど思い知りました。総額100万円ほどの授業料でしたが、私にとっては己を知る良い経験になったと思います。

おすすめの一枚

私はパットメセニーが好きでこのCDを愛聴盤としてます。加えてオーディオのチェックにも使っています。内容はアバンギャルドなジャズ・フュージョンと言ったもので、人によっては好き嫌いの分かれるところかも知れません。しかし、曲もさることながら録音音質が極めて高く、高域の使い方や美しさはさすが天才アーティストと言っても過言ではないと思います。このCDで満足の行く音がでるならばインスト分野では合格点が出せるものと信じている次第です。フュージョンやジャズが好きなギタリストならば聴いて見る価値は必然性すらあると思います。夜更けの音楽ファンに向けた一枚となるとこのCDをご推奨申し上げたいと思います。

マイクロ・オーディオ2

前作のマイクロ・オーディオをリメイク致しました。前作は、写真・機材があまりにプアだったため、これではご提案するにも失礼すぎると考え直し、今回再度、ご報告申し上げます。まず、オーディオの骨子となるアンプとスピーカーを取り替えアセンブリし直しました。スピーカーは8センチのバスレフ式で強力なホーン型のスーパーツイーターとの2Way構成としました。音の特徴はスーパーツイーターを加えたためにカチッと引き締まり音の輪郭がはっきりとし、かなり繊細な表現のできるスピーカーに仕上がっています。個々の楽器の音像や響きが大切とされるフュージョンやジャズなどインストルメンタルの分野の音楽が最も適しているように思います。同じ音源を聴いても、今まで聞こえなかった音が幾つも確かに音を刻んでいるのが私にも分かりした。前作とは全くの別次元の音に仕上がっています。作る過程でフルレンジを20センチにしようかどうか迷いました。しかし、これはやはり当初のコンセプトであるマイクロにこだわろうと8センチにしたため見掛けの面でスーパーツイーターの方が迫力があり、もしかしたら高域偏重のアンバランスではないかと思われるかも知れませんが、節度を保ち高域の不足しがちなフルレンジをしっかりと支え調和していると思います。本来なら総合評価としてREW(AIによるご紹介)と呼ばれるスペクトル・アナライザーのフリーウエアソフトで周波数特性を見て頂いたら良かったのですが、手元に計測用の良いコンデンサマイクが無かったため申し訳ありません、割愛させていただきました。そして、プリメインアンプは5千円中盤、スピーカのワンペアの価格は2万円強と言ったところで価格的にも何とかマイクロ・オーディオとして納得できる範囲に収まっているのではないでしょうか。少々、手前味噌でオーディオ学に浅い私のレポートですが、どうかご容赦下さい。

追記

このスピーカが完成してからCDを20から30枚ほど試聴してみましたが、どうも高域・超高域が強く全体の音がかなり硬めに出ます。しかも、低域のウッドベースの音が中高域に隠れて聴こえてきません。平たく言えばバランスが悪いようです。改良案として高品質のアッテネータで高域を絞るか、そうでなければ出力の適切なドーム型ツイーターに付け替えるのがベストだと思います。以上、訂正としてご報告申し上げます。

もやもやの特効薬

私は大学院時代、研究の実験や勉強の厳しさに負けることがしばしばでした。教科書の数式が解けずにイライラしてゼミ生たちを連れ立って居酒屋に飲みに行ったりもしましたが。どうにも解消できないでいました。そんな時、ふと街のスポーツ店で見かけたテニスラケットが気になり値段も安かったのも手伝い経験も無い硬式テニスのラケットとボールを衝動買いしました。その頃、テニスは大流行の兆しで私も聞きかじりで世界的なプレーヤーのジョン・マッケンロー氏の名前ぐらいは知っておりました。ある日、またもや勉強のもやもやが溜まり居たたまれなくなった私は、研究棟の片隅にコンクリートの壁があるのを思いつき、壁打ちをやってみました。心得もないので下手くそですが30分も汗をかくと何か気分がスッキリし嬉しくなりました。味をしめた私は友達と晴れた日曜の午後、近隣の小金井公園というところの空き地でテニスごっこを愉しむのが常になってゆきました。汗をかいて疲れた後には隣接するファミレスに入り、ささやかな昼食と贅沢にもビールを飲んで休日を余すとこなく満喫しておりました。会社員になってからも職場の皆さんと職場のお嬢達とともに、今度は専用のテニスコートで例のもやもや解消に励んで、何とかかんとか会社員生活を生き抜いておりました。プールやジョギングも良いですが、個人的には下手のテニスが性に合っており、還暦を越した私でもまた機会を見つけて再開したいと目論んでおります。

手荒い教え

私は若き会社員時代、関東の片田舎に住んでいました。そのような場所柄、自動車が不可欠で好みのスポーツカーを駆って関東各地を走り回っていました。ある日、この車でいつもとは違う気分でかつて住んでいた東京都内にドライブ気分で出掛けてみました。環七です。ところが私はこのスポーツカーのナンバーが田舎のものであることに引け目を感じ、ここはトロい運転では馬鹿にされかねないと思い込み、渋滞模様の環七を意気がってクイック・アンド・クイックで縦横無尽に駆け抜けておりました。すると車の後部からガタンと大きな異音がしたのでバックミラーを見ると年配の男性が運転席から身を乗り出して、こちらにジュースの瓶を投げつけてきました。これが、私の車の後部ウインドウに跳ね返り直後の男性の車にぶち当たったのでその男性は怒り、私の車の前に割り込み強制的に停止させられました。そして怯えている私の車の方へ歩み寄り私の車のキーを抜き取って、反対車線に投げ捨て去ってゆきました。その間、環七の他車は相当な長い距離停止してしまいましたが、誰一人文句を言う人もいず凍りつきました。私はぶるぶる震えながら反対車線のキーを取りに行き、また車を走らせましたが、手が震えてシフトがうまく出来ないながらも普通を装い逃げるように自宅へ帰りました。この一件以来、私は心を入れ替え超がつくほど安全運転を心がけるようになりました。振り返ると、私の運転マナーの悪さから皆さんにご迷惑をお掛けしたこと。その男性も義憤心から私に身をもって運転の問題点を教えて頂き、今となっては安全運転になったことを感謝せずにはいられません。社会というものは秩序を乱す者にはこうした手荒い教えが時には必要で、それにより私も現在まで安全にドライブできるようになったことを再三ですが、心より社会に感謝申し上げたい次第です。

マイクロ・オーディオ

オーディオと言えば超高級で何千万円する豪華版からこの写真のように手軽に揃えることのできるものまで様々あります。特に最近は住宅事情から大きな音の出る高級機は敬遠されているのではないかと思います。私のように集合住宅に住む者にとっては音の問題は深刻です。でもよい音で音楽を楽しみたい。このような場合まず第一にアンプの出力とスピーカーのサイズが気に掛かるところです。これを極端に小さくしたものがマイクロ・オーディオです。この写真の例ではアンプに低出力のデジタルアンプを選び、これに魔改造した超小型のスピーカーを繋げています。音源の機器には超小型でポータブルなMDプレーヤー、同じくポータブルのCDプレーヤーを繋いでいます。要は世の中にある最小のオーディオ機器を必要なだけ組み合わせればマイクロ・オーディオは完成します。しかも何と言ってもボリュームを幾ら上げようが音圧レベルの低い音しか出ないです。ご近所さんにも気兼ねなく小さな高品質の音で音楽を楽しめます。しかも家庭の何処かにA4サイズのスペースがあれば設置できます。かねてより携帯に便利なデジタルオーディオプレーヤーを中心にコンパクトオーディオを組むと言った向きもありますが、もっと飛躍的に手間を掛けないで高級音質をというニースには、音源をスマートフォンのYouTubeで組むことも可能です。しかも例えば、PCM録音機なども組み入れて自分だけのライブラリーもPCを使わずに組むことも可能でしょう。こんなに便利なマイクロ・オーディオ。自分だけのシステムを組まれると夢が広がることと思います。

当たり前で最重要な言葉

日本語にはとても便利で人に優しい言葉があります。それは「すみません」「ありがとう」という言葉です。まず、「すみません」は現代社会を生きる上で必要、欠くべからずな処世術のひとつです。平たくは、例えば人に失礼な礼節を欠く言動をしてしまった時、「すみません」が大いに役立ちます。もっと言うと、人の目の前を不用意に横切ったり、自分の行動が相手にとって図らずも迷惑な事になってしまった時、「すみません」は効果を発揮します。相手がこの事でカチンと来た場合にもこの相手を気遣う一言でカチンが消失し和を保てるからです。この言葉は現代人においては割に使いづらいのか街なかを見渡しても使える方が少ないように感じます。これは、その場面のその瞬間に禍根を残さないための重要な言葉だと言えると思います。次に、「ありがとう」ですが、これも余り適切に使われなくなったように感じる言葉です。誰かに気遣いをしてもらったり、何か便宜を払ってもらった時には不可欠な言葉と言えます。当たり前のような事ですが、これがあまり出来ていないです。これはそもそも挨拶語で他に対する感謝の気持ちを伝える唯一の言葉ですが、現代人にはこのあらゆるものに対する感謝の気持が薄いように感じます。仮に、何かにお世話になっても至極当然とでも言わんばかりにこの「ありがとう」が出て来ません。これは、その他者に対する甘えに他ならないと思えます。善くない甘えです。これも適切に使わないのであればその瞬間に禍根を残すことになるでしょう。では、禍根を残すことがなぜ善くないかということですが、この禍根が積もり積もれば、巡り巡って自分に良くないことが起こりかねないためです。これも処世術として利用すべき大切な言葉と言えます。対人関係は挨拶に始まってこのような気遣いの言葉・行動を怠らなく行うことでしょう。もし、何かのめぐり合わせで人間関係に亀裂が生じかけても、放置しては駄目ですが、この「すみません」「ありがとう」の精神でいくらでも修復できることと思います。世界にも稀な和や気遣いを重んじる国民性を持つ日本に生まれ感謝の気持で一杯です。

 

人間を超越する意味

現在、世界はAIにより人類の知能を超越しようとする方向に進んでいる。ここで疑問になるのは人工知能と人間とは何が異なるのかという点である。人間には心があり脳の様々な思考や感情や意志や感性などを持っている。現段階ではこの様な心というものを人工知能は今のところ持ち合わせてはいない。人工知能はニューラルネットの構造を持つがこれはプログラムで記述されたもので人間の脳神経細胞からなるニューラルネットとは異なる働きをするものと考えられる。そして、この人の脳と人工知能の働きの厳密な相違点はまだ未解明であるが、この相違点こそ人間の人間たる証のようなものであろう。未来にこの様な相違点までモデル化し人間の脳と同じ働きを持つものを開発するとすることは果たして必要かどうか。単純に人間はコンプレックスを抱く生き物でもある。それを知能と心まで人間を超越した機械を創ることはこのコンプレックスによる引け目を招き、活き活きとした人間の創造活動を阻害するものではないかと懸念される。しかも人間の脳と同じアプローチで考え、はじき出す答えも同等か超越したものは本当に必要なのかどうかである。この点、少なくとも人間の脳のコピーは不要であると言えそうである。なぜなら相違点があればこそ、人間と人工知能の明確な役割分担が出来、大いに成果を出せるものではないかと考えられるからである。同じものなら人間だけのほうが良いことに成りかねない。むしろ意図的に異なる働きを持ち、人間と人工知能の一対で最高・最適ななソリューションを得られることが共存のために望ましいのではないだろうか。

天体観測ワゴン

澄んだ冬の夜空は天体観測に適していると思います。現在は天体観測の機材も進化し、星を自動追尾し天体写真もロマンティックで美しいものが撮れるようになっています。これは更に進化した天体観測を可能にするモビリティの提案です。それはワゴン車に反射式赤道儀をビルトインし、ワゴン車の後部にこの望遠鏡を取り付けスイッチを入れると望遠鏡が上昇し、同時にルーフが開いて望遠鏡を夜空に向けセットできるようにします。車内にはPCが搭載されており天体を大画面のモニターで観測・撮影・計測できるものとします。この車両は街の照明による光害を避け、日本中の最適な観測ポイントに出向いてゆくことが出来ます。スイッチひとつで大切な望遠鏡を出し入れできるため、気象の影響に観測を左右されないというメリットがあります。子供たちを連れ立って何処へでも観測旅行に行けます。宇宙の営みを家族で研究するための夢のワゴン車でしょうか。

自然の秘密

花は美しく咲き誇る。大自然の遣い手の小鳥たちは方ぼう飛び回って名もない種子を運んでくる。新天地で根付いた種は風雪の舞う季節、緑の色づくとき、燦々と降り注ぐ光あふれる季節を巡り旅をする。あらゆる物の恵みを受けた種子は静かにその時を待つ。優しい雨とそよ風にうながされ蕾は夢を膨らませてゆく。ある朝、その幼い蕾は目を覚ます。「その時だよ」と天がささやいているようだ。長い沈黙の時を越え、恐る恐る硬い衣を脱ぎ捨て花ひらく。その可憐な美しさは、他に例えようもない。なぜ花はみな美しいのか。その答えを人間は知らない。これは自然の生き物たちのだけの秘密だ。この花もやがては潔く散ってゆくが、後にはまた次の小さな命をつないでゆく。永遠の美は大自然の中にあったのだ。

おもしろい趣味のリスト

趣味を持つことは人生に彩りを添えてくれるものです。日常の仕事の空き時間に趣味を楽しむことは、お酒も楽しいですが、酒びたりの余暇からあなたを豊かな人生へと昇華させることもあります。加えて素晴らしい思い出も得ることが出来る輝いた人生に欠かせないエクスペアリエンス提供してくれるでしょう。

・ロックギター:名曲をコピーすることで往年のロックの名曲を演奏する喜びを。
・ジャズギター:アドリブもいいけどスタンダートの名曲のコピーも楽しいものです。
・電子ピアノ:童謡やポピュラーを覚えて演奏することでノスタルジックな日本を再発見。
・DAW:曲をイメージできる方はその気になればオリジナルの作曲でYouTubeにも発表出来ます。
・リコーダー:覚えると手軽にあらゆるジャンルの楽曲のプレーヤーになれます。
・音のロケハン:デジタルレコーダーで自然界のあらゆる音を撮り自宅のPCにライブラリーを構築。
・ラジコンヘリコプター:組立から飛行まで楽しさ別次元。F3Cの練習が楽しいです。
・ラジコンカー:おもちゃとは言わせない。サーキットで腕を磨きたい。
・ロッククローリング:ラジコンのランクルなんかを駆使して岩場のセッションを制覇したい。
・フィールドワーク
  ・水中の微生物を採取しては顕微鏡とカメラで気分は生物学者。
  ・顕微鏡で様々な植物の細胞なんかを観察できます。
  ・昆虫を採取して分類学などの研究したいな。
  ・バードウオッチングで貴重な鳥の生態を研究できます。
  ・比較的飼育が楽なミジンコを観察・研究してみたい。
・アクアテラリウム
  ・60センチの水槽に地球環境を模して生物の生態系を構築できます。
・天体写真:反射式赤道儀を使い「ばら星雲」などの美しい天体写真のライブラリー作成。
・トレッキング:山野を踏破し自然に親しみたい。例えば尾瀬なんかはどうでしょう。
・モトクロス:これはまさにリアルスポーツ。やわな人には向きません。専用コースもあります。
・オーディオマニア:往年の高級アンプやスピーカーでコンポーネントを組むことはは無条件で楽しい。
・電子工作:まずは市販のキットから。自分で回路を設計できるようになりたい。

まだまだジャンルは無限大です。思いついたらワープロで計画書を書いてみれば自分の志向に合った独自の趣味も可能です。

人と甘え

大人においても「甘え」は大切です。人類に甘えがなければ寄り添って暮らしたりしないでしょう。それこそ国家も出来なかったでしょう。甘えは人と人とをつなぎ留める接着剤のような役目をします。その仕組みを分析してみましょう。任意に二人の人が居てこの関係が仲良しだとします。その片方が他方の一人にいつものように甘えた事を要求したとします。これに対して、他方の人がこの甘えを拒絶し許さなければ、この二人の関係は険悪になり壊れてしまうでしょう。また、人が出会った当初にはどんな人でも最初は警戒し距離をおいて接しますが、仲が良くなるに従ってこの距離も小さくなりお互いの間に甘えが許容されるように成ってゆきます。距離感が薄れお互いに言いたいことが言えるようになります。これが甘えが成立した関係と言えるでしょう。このようなことは通常、無意識に脳裏で考え判断して調整していることですが、甘えはこの様な特徴を持っていると言えます。この分析は自論かもしれないですが人間関係を維持するためには常識的な程度の甘えが不可欠だと、これは言えると思います。従って、人間関係を良好に保つためには頭の片隅に置いておいた方が良いかと思います。過度な甘えは問題ですが小さな甘えは許容してあげる。これが重要なのだと思います。

上品な日本人

自説だが、日本においては知らず知らずにあらゆるところに仏教文化の片鱗をしばしば見ることができる。基本的には今も道徳や倫理観にも仏教文化が根ざしていて、優しく温厚な国であると言える。例えばインバウンドの外国人が、何の気兼ねなしに日本へ旅行に来れるし、また来日者数も伸びてきている。どうだろう。日本が世知辛い国だとしたら、このようなことは起こり得ないのではないだろうか。これが当初の「おもてなし」や、外国人が困っていたら手助けしてあげられる日本人の優しさを外国人は観ているのだろう。また、日本食や日本の伝統工芸などが世界中で流行っている。これが嫌な国であれば間違いなくこんな現象は起きないであろう。日本に来る外国人から日本人を見る目は客観性があり正しい評価ができると思う。更に、外国人は日本の善いところをよく知ってて、これを自国に持ち帰ろうとしているように思える。日本人である、あなたの知らないところで仏教に熏習され、これが大いに気に入られていると。インバウンドの来日客はその証拠と考えて良いのではないか。

上司の愛情

獅子は見込みのある子を千尋の谷へ突き落とすと言います。こんな厳しいことは現代ではなかなかできないことと思います。しかし、真のエリートの育成に於いては千尋の谷とまでは行かないまでも試練が必要となります。上司が試練を課しそれを何とかして自分の力で乗り越える。それが出来ると自分の世界観が一段広がると思います。見えるものが違ってくる。これを繰り返してゆくと真のエリートが育つと思います。しかし、その過程には上司の血のにじむような苦悩があると思います。手を貸さずにどうやって自力で障壁を乗り越えさせようか。できることならいっそ手取り足取り教えたほうがよっぽど楽だと思います。要は自分で正しく考える力・知恵を付けることだと思います。あえてそれを許さず自力でやらせる。とても愛情のいる仕事だと思いませんか。

僕の愛する自然

私は「陽光」「海」「風」が大好きです。まず「陽光」ですが、春や秋のやさしい陽光には少々の悩みなど吹き飛ばすような、うきうきとした心の高揚感と温かみを与えてくれます。「海」には青系統のカラーパレットを開いたようなマリンブルーの青、紺碧の青をイメージします。そこには自然の神秘さや寛容性をも感じます。次に「風」ですが特に5月の雨上がりの風がとても爽やかです。また、この時期の海風も。今まで人間が何万年も生きてきた地球環境は太陽と水で創生(構成)されます。この人という生き物にとって重要な住処であり漁場である地球の恵みを高々200年程度の経済活動で失ってゆく。対策はしているものの、最重要とされる経済すらも危うくする私も含めた人間の鈍感さに改めて幻滅するところです。

改造人間

私は若き会社員時代、失敗の連続でした。技術系の仕事で昔で言う係長のポジションでした。機械や機械装置の設計をしていましたが、設計をすれば図面ミスによる「おしゃか」の連続で怒られるのが仕事のような毎日でした。また、仕事上の対人関係もうまくなく、トラブルばかりで、疲弊して夜は同僚と飲み歩きに余念がないと言ったところです。こんな風なので恋愛をしても上手くゆくわけがありません。案の定、振られて泣きを見る結果に。この失恋をきっかけに、自分に何か問題があるのではないかと考えるようになりました。自省の心にようやく気づいた訳です。そこで私は機械の開発を進める上で大切な、問題点の抽出の手法を自分自身に適用してみることにしました。具体的には、一枚の紙に、トラブルとなった問題の内容(インプット)と自分の言動の悪い所(アウトプット)をすべて思いつく限り書きまくりました。アウトプットが間違っていました。このままでは、一歩も先へ進めないのではないかという恐怖感からの行動です。これがこの後、30年続く自己の改良の長い道のりの第一歩となりました。他人を変えるなんて不可能であり傲慢でもあります。自分を作り変えるしかなかったわけです。日々、自己の向上を目指し問題点をつぶしてゆきました。これが元で仏教の哲学にも御縁が出来たわけですが、余り考え過ぎが講じて排他的になったり、社会と乖離しかけたりと色々ありましたが、今日に至っている訳です。ようやく年相応には成れたかなと言う感じです。私は感じます。日本には、至るところに仏教の精神が根付いていると。例えば音楽では、1980年代のJ-POPです。歌詞にそのテイストがちらほら見受けられます。このようなことはとても善いことのように私は思えます。何も、私のように苦しんでドタバタする必要はないです。日々の暮らしに空気のように仏教の知恵を置く生活。日本人として、とても素敵で幸福なことではないでしょうか。

女子に贈る

かわいさは、にじみ出るもの
心の、かわいさは隠せない
あなたの人生はこれから花咲く
大輪の花を咲かせるでしょう
何があっても、心の純粋さを忘れない
女も若さだけではないの
心さえ、かわいければ美しいもの
いくつになっても歳相応に美しい
そういうあなたでいてください

テクニカルターム把握の重要性

仕事などで、全くの新規分野の学習の勉強の必要性が出てきた場合、誰でも手を焼き、頭が痛くなる思いをするものです。これには良い方法があります。スプレッドシートアプリを活用する方法です。これはとても合理的で役に立つのでご紹介致します。まず、スプレッドシートの列のセルに未だ意味のわからない専門用語(テクニカルターム)を順不同で片っ端から書き出し入力します。これができたら、次に広辞苑などや電子辞書の百科事典、ネットで検索した短く要約された用語の意味を片っ端から調べ、意味をスプレッドシートに入力・作成します。ただし、入力するのは文字データのみとして下さい。次に、このリストを見渡し、取つきやすいものから読み込んでゆきます。分からない専門用語の連続でちょっとばかり忍耐が必要ですが、我慢し読んでゆきます。そうすると、徐々にでは有りますが、何について書いてあるか、その全体の概念が少しずつ頭に浮かぶようになってきます。そうすると占めた物、次から次に芋ずる式に、自分で苦労して作成したリストの意味が不思議と分かるようになってきます。これが、初学の分野の全体像を把握するための手法となり、専門書の勉強を前へ進めるなりできる状態となり専門書の詳細を勉強できる前段が整います。いかにテクニカルタームの把握が必要不可欠か分かっていただけると思います。これに最新のAIを活用した高効率な勉強法まで加えれば、鬼に金棒です。

未来への架け橋

300年後の未来、世界のある国にIQ140オーバーをマークする3才児が誕生した。この男の子の誕生の噂はたちどころに全世界を駆け巡った。人類有史以来、最高スコアーを持つ天才児の出現に世界の科学界は沸き立った。AIで鍛え抜かれた世界の最高頭脳が、この国に集められた。この子は最新のAIでも解けないような地球規模の問題・課題を解かせる人物に育成しようと科学者たちの意見はまとまった。この子は、カスタマイズされた厳しい特殊教育プログラムに従って愛情もって育成され18歳を迎えていた。そしてこれまで世界を牽引してきた科学者達とAIとの混成チームに組み入れられた。天才青年を迎えた究極頭脳のチームは、今まで手付かずで山積していた地球の諸問題に対して次々と適切な解を与えていった。このプロジェクトは大成功であった。しかし極めてきつい仕事でもあった。この成果の褒美として己の進路を自由に決めることの出来る特権を青年に与えることになった。青年のまなこは希望に満たされ光輝いた。この後、結婚もし家族を持った天才青年は自らの希望で、天文物理学や天文生物学を希望し、生涯、日々進化するAIと協力して人類の永続性と幸福のために貢献する道を選んだ。これが神から授かった天分だと自ら悟ったのであった。  (SFエッセーです)

地球環境の番人

アマガエルを最近見かけなくなりました。河原の草むらなどに立ち入ると昔(30年前ほど)は大概、その愛くるしい姿を見かけたものでした。目玉をクリクリさせて。それにアマガエルは水質や環境にとても敏感な生物で、これが居なくなるとすると昔より相当に環境悪化が進んできていると言えそうです。アマガエルを環境の番人として利用するのも一理あると思います。更に、自論ですが動植物などの自然に生きる生物が奇異な行動を取る時、何かの自然環境の変化が疑われると思います。例えば、少し前では人里にニホンザルやイノシシ、最近ではクマが出没し、大問題になることがありますが、これも山野山岳の環境が大きく変化している証拠であろうと考えられなくないです。これら山の主たちが人里で餌を求める。これは、恐らく何かの警鐘でありこのままでは、不可逆的な環境変化の果、人間の生活環境にも何らかの影響があるのかも知れません。いずれにしても好ましからざる現象なのだと思います。そしてみなさまも恐らく同じ様な危惧感を持たれているのではないかとご推察申し上げます。極論的には自然に生息する動植物は生きる環境センサーと言えるのではないでしょうか。

理想郷と社会

理想郷という言葉は皆様ご存知のことと思います。現在の日本に於いて何が必要か考える上で、仮に理想郷を実現するためにはどうすべきか仮定を立てて考えてみます。現代人にとって理想郷とは細かい点を抜きにすると、すべての人が生涯に渡って安全・安心・健康に暮らせることと、まずは言えるでしょう。これに加え、人生が楽しく充実したものでなければいけないという要素も加わると思います。この理想郷に少しでも近づける必要要件は、大きな人生のリスクを回避する必要があるということだと思います。これは、まず自分ですべき事は自分で守備しつつ、社会(国・行政・市民などからなる)システムの守る力の恩恵にもあずかることが肝要だと思います。近い将来、高度な少子高齢化に向かう日本に於いては、今まで行われてきた施策にプラスして、更なるリスク回避の手段を講じる必要があるように思えます。このためにも政治や国、更には日本を取り巻く世界経済の動向に対してよりセンシティブに傾聴させて頂かないとならないと思う次第です。私のような小心者がこの様な発言をするのにはとても力不足に思えますが、どうかご容赦下さい。

改革とは最高に難しい

会社員も経営者も政治家もいつかは世代交代する時が来ます。この時、非常に重要な選択が伴います。保守か改革かです。例えば、改革派の人は前任者の行ってきた仕事をことごとく否定する立場に立つと思います。今現在が良くないのは、前任者の方針が間違っていたと言わんばかりに改革案で塗りつぶします。一方、前任者や組織全体にリスペクトするタイプである保守派の人は、前任者の方針の全部か一部を継承という形で推進してゆくことをします。どうでしょう。改革派は刷新感が強く、なにか期待めいたものが伴いますが、ともすれば善き伝統までをも破壊しかねないです。強硬な場合には改革という名のもとであらゆる伝統を切り捨てることも有ります。保守派の人は、善き伝統や志を引き継ぎ、伸ばして開花させようとする意図を持っていると考えられます。明らかに前任者に問題があった場合を除き、全項改革は損失も大きいと思います。少なくとも善き伝統は継承すべきではないでしょうか。例えば、会社の中でもいきなり就任直後からすべてを変えてしまわれては、周囲の部署に於いても困るケースが多いのではないかと思われます。それに、今までの成果や蓄積は何だったのかと、とても疑問に思えます。もちろん小さな改善などは必要不可欠ですが、改革の名のもとにスクラップ&ビルドでは、伝統も人も傷ついてゆくのではないでしょうか。少なくとも前任者は完全否定されてしまいます。こう考えると、改革は細心の注意を要するもので、感情や勢いだけでなく正しいロジックに基づいて行われるべきだと思う次第です。DXあるいはAI時代到来の潮目にある現在、大幅な改革が求められています。この中でどう最良の決断を下すか。日本のトップの動向に注目したいです。

進化について

文明・文化は進化するのみだと言えると思います。ただし、過去の文化の真に優れたものは残す必要があると思います。これは、その時代において社会で揉まれ生き残った物事や考えで、これを生み出すために多大な人的資産や資本、資源が投入されていると言えるからです。人類の資産です。これは、適宜リメイクして現代へとフィードバックすればより良い文明となるはずです。これとは別に人類が文明を進化させる場合、必要になるロジックがロッククライミングで説明できると思います。ロッククライミングは難易度の高い垂直やオーバーハングした岩壁を基本は3点支持で登るそうです。3点支持が確保できたら1点登る。基本はこの繰り返しです。テクノロジーや文明もここまで厳しいルールで進化するわけではないですが、失敗は許されないと思います。前述したように多大な資産を消費して成し得たものですから、仮に失敗したとしてもこれから得るものがなければならないと言えます。当たり前ですが地球上の資源・資産も無尽蔵の訳はなく有限です。人類永続性の追求のためにも慎重な次の一手が重要だと言えるでしょう。

厳格な教授に学んで

私の大学の学部時代は、機械工学の専門課程につまづき超低空飛行で何とかかんとか卒業できたような、出来損ないのタイプでした。一旦社会には出たものの、その厳しさや他人様の評価の低さに耐えかね、大学院で巻き返しを図ることにしました。何とか入門できた大学院では指導教官は私を見るなりその素養の低さを見抜いたご様子で、厳しい口調で私に研究課題をだして頂きました。加えて「君は社会でもまれ、酸いも甘いも噛み分けた人だから・・・」と付け加えました。その指導教官は東大博士で...。当初は、これを聞いて褒められたんだと思い込んでいましたが、しばらく後になって、その教授流の私への評価と揶揄を込めた言葉だと気付きました。要は、「自分に甘い親にも甘えた僕ちゃん」だということです。これをよくよく考え猛省した私は、よし、改善しようと思い立ち、手を返したように毎日、研究と勉強に12時間費やすように勤勉になりました。後に思うことですが、褒めて伸ばす教育もあろうかと思いますが、こうした揶揄でプレッシャーを与えて考えさせる高度な指導も効果があるなと思います。私の指導教官は終始厳格な方でしたが、そのご存在が示す研究姿勢や物事のお考えが、私にとってはとても魅力的に映るのでした。

現代のエリートとは

平成までの技術系エリート像は次のようなものでした。まず、組織力を持ち自然自然に組織のリーダーに治まり協調性も調整力もある人であること。更に、専門知識を駆使し新たな技術の種を創出できる人であること。この様な人材には企業も投資・育成をし、投資をしただけ伸びる人物であること。当時は一説によると技術系で一人前になるのに1億円ほどの額が必要と考えられていました。これに対して令和では人的流動性が格段に高まってきたため、求められる人物像も変革してきていると思います。現代のエリート像とは端的に表現すると、高度なスキルや専門知識を擁しキャリアパスを自分で描ける人であり、技術革新や発明などスタートアップの創出やイノベーションを起こせる人ではないでしょうか。この様な変遷により、リーダー達の人格や振る舞い、サイエンティストやエンジニアとしての処世術も平成と比べ格段に難易度が高まっていると思われます。昔に比べ高度化が格段に進んでいるわけです。AIなどの登場により平成と比べ令和では時代が一歩進んで、これが令和のエリートのプロトタイプだと断言できるようなことは未だ出来ておらず、これからの若い人たちの模索・開拓さらには夢の実現に掛かっていると言えるのではないでしょうか。未来を創造する若者に向け、私達、老兵も喜んで時代をバトンタッチしたいものです。

大学の意義とは

現代は大学進学を学力・知力のフィルターとして捉えているところが大きいです。この指標となるのが偏差値ですね。現在これが独り歩きしています。しかし、これではまずいと思います。ならば、大学の本来の目的とは何でしょう。結論から言うと、大学へ行くのは、ひとつは幼い頃から夢み憧れた高度な職業に就くためでしょう。もう一つは最重要ですが、論文であると言えるでしょう。これを説明するために、大学の専門課程を順を追って説明します。まず、学部ですが、学部の4年間でも最終目標として設定されているのは卒論という論文を書くことです。4年間学んだ専門知識を総動員して、時には教授に指導を受けながら卒論をまとめ上げることになっています。更に進んで、大学院ではより高度な専門性の高い学問領域に踏み込み、修士論文を書くことが課せられております。その先は、博士後期課程になりますが、これは研究者となるための極めて専門性の高い課程で、自分で研究の立案・推進・分析・解析ができ、大学の最終目的である論文を自力で書ける力が得られる過程です。このように博士の仕事というのは様々あろうかと思いますが、論文なのです。この論文も評価を受けることがあり、研究者の論文は一般には何回他者の論文に引用されたかという引用数で評価されます。厳しい世界なのは他と同様です。そして、再三ですが大学や大学院にゆく意義の主体はこのような高度な就職や論文のためにあると思います。最後に私は修士で博士後期課程は出ておりません。加えて私自身、浅学ですが、アメリカ大学院留学の計画倒れの経験を踏まえ、あえて大学の大まかな全体像を書かせて頂きました。みなさまの進学のための大学や大学院選び、あるいは周辺知識として極めて微力ながらご参考になればとの思いです。

中古のスポーツカー

若者が主張するものに、音楽やファッション、仕事や趣味とあろうかと思います。しかし、なぜ車はその範疇に入らないのでしょうか。ファッショナブルなスポーツカーは駄目なのでしょうか。何も新車でなくてもいいと思います。むしろ中古のほうが格好いい。中古のスポーツカーを購入し、エアロパーツとかホイール交換とかして、自分のポリシーに合う一台をレストアしてデザインして創れば、非常に楽しいことだと思います。車とファッションとを融合させ粋さを主張する。こんな素敵なことはそうそうありません。お洒落といえば、運転のマナーも入ると思います。スマートに安全運転することですかね。粋な運転技術というものもファッション性をアピールできると思います。スポーツカーは取り扱いに手間が幾分かかりますが、何か道具を使いこなしてる感が有りとても粋に映るものです。

ふたつの心

人の心は移ろいやすいものなんだ
弱った心で見える世界は悲しげだね
強い心で眺める世界は輝きに満ちてる
強い心には永遠だって見えるんだよ
ねえ、どうしたらいいの
私達、人類は

恐怖のガリゴマ

ガリゴマとは福岡県の方言のひとつだと思います。意味はコマ回しのコマの芯がブレているために、綺麗に回らずガリガリ異音を立て他のコマを弾いて廻るようなとんでもない出来損ないのコマを言います。そして巷には、他人にガリガリと強烈な言動をする輩を、このコマに例えて「ガリゴマ」と言うことがあります。実は、私も若き会社員時代、このガリゴマでした。そのため、職場のみなさんから攻撃を受ける事もしばしで、私は仕事で疲弊していました。後に、猛省し自分でこの点は非常に苦労して改善しました。振り返ると根本的な原因は我がままで攻撃的な私の性分にありました。聖徳太子は十七条の憲法で述べております。「和をもって尊しとなす」。これが日本の根本的な文化の根幹で、今その時の事を思い出すと赤面しそうです。一生ガリゴマでは何もうまくゆかないはずで、早期に修正して何とか普通程度にはなったかなと思います。若気の至りとはよく言いますが、極めて恥ずかしいことだと思います。

霊長類と気遣い

集団で行動する野生の霊長類にも気遣いのようなものが存在します。猿属にもこの習性をみることが出来ます。猿の群れには喧嘩に強いボスがいて群れを守っていますが、時々、この群れの和を乱す猿(多くは雄猿)が出てきて、何気なく群れを監視しているボスを怒らせます。この時、怒ったボスが、当事者の雄猿に威嚇をもって制すると、この雄は普通は服従のポーズをとるようです。もし、この服従の意志を表さなければボスとの対決になり、これで負けた場合は傷を負った上に群れを追い出されることになります。ボスが群れを守ってやる代わりに、群れの構成員である一般の猿たちはボスに気遣いさせられます。(この逸話は以前テレビの番組で視聴し教えて頂きました。)猿においても群れを形成し行動する場合は、前述のような群れの和を保つまるでロジックのような行動が不可欠なように、高等なすべての動物には、このようなルールを守ることが要求されます。仮に、人類に話を置き換えてみてもやはりこの掟が存在すると考えられます。自分の周りのあらゆる社会や組織を見渡してみても、このようなピラミッド型のヒエラルキーが厳然と存在します。人間社会には、要所要所で挨拶から始まって気遣い、謝罪、それに序列の遵守といった行動が欠くべからざるものとして存在していると言えます。現代は個人主義の浸透から、これらが希薄になったとはいえ何らかの組織に属する場合には、霊長類の習性からも分かるよう、この様な暗黙のルールが恒久的かつ無条件に必要なことが最近になってようやく私にも分かるようになった次第です。

低コストな製品開発について

大企業ならともかく製品開発は、コストが高く技術的にも難易度が高いと思われ、尻込みされる方も多いと思います。そこで、ここでは低コストで少人数でも比較的簡単に出来る製品開発法について述べてみたいと思います。まず第一に、アイデアを逃さないことです。仕事中でなくても、ふとした拍子にアイデアが頭に閃くことがあります。これを絶対逃さない。そしてまず絵にしてみます。4色ボールペン等で下手で良いので原形図をフリーハンドで作成します。この原形図に思いつく限りの箇条書きの説明を入れてみて、アイデアが成り立つものであるかどうか十分熟考し検討します。この作業が開発の8割程度を占める非常に重要な工程です。ここで大いに頭を使い、何回でも描き直しアイデアを練り込んでゆきましょう。また、この場合アイデアの理屈(ロジック)が理にかなって成立しているのであれば、製品化が出来る可能性がかなり高いです。しかもこれに新規性がある場合は、実用新案や特許に出来る可能性があります。そして次の作業は、もう少し製品に近い絵にしてみることです。大体の製品の形状・機能を通称ポンチ絵と呼ばれるフリーハンドの概念図にしてみることです。そしてこのポンチ絵の作成に成功したら。原形設計に取り掛かります。実際には安価である2次元CADを使い、ポンチ絵を製品に近い図面に仕上げることです。これには設計の経験がかなりいるので、設計経験者が行うのが良いでしょう。現在は3次元CADが主体ですが、CAEを行ったり3次元プリンターで原形試作品を作ったりすることはコストがかなり高くなり、それ相応に高度な装置でない場合はあまりお勧めできません。一般的には2次元CADでも十分です。ローコストな開発には2次元CADの方が負担が少なく向いていると思います。後は、図面一式(検討図、組立図、部品図など)を作成し、原形試作品をつくったら、「試験」-「評価検証」-「改良設計」のサイクルを回し製品として完成させると良いです。更に進んで。これに制御やAIなどが加わる場合には、この分野の専門知識を持ったエンジニアが必要になってきます。主に私の機械設計の経験を踏まえ述べさせて頂き、ケーズバイケースに対応した説明ではない点、恐縮ですが事業者のみなさまへ微力ながらご参考になれば幸いです。

出る杭というけれど

会社などの組織の中で一歩抜きん出た事をしてみたいと考える方は比較的多いのではないかと思います。シミュレーションしてみましょう。例えば、理系のあなたが「独自」のテーマで画期的な発明を会社でしたとします。得意になり上司に報告したら、たちどころに社内に噂めいたものが広がってしまいました。あなたは有頂天になりました。しかし…。これにより自分の職場の雰囲気も変化し、みなさんそっけない感じです。声掛けなど気遣いしても駄目なようです。喜んでくれると思っていた上司もどことなく冷たいような態度です。はっきり言って浮いている感じです。これがいわゆる「出る杭」でしょう。日に日にこの状態はひどくなり、最終的には職場に居づらい状態にまで行くでしょう。ここで会社という組織の構造面からの分析をしてみましょう。会社組織は時代じだいで多少の変化はありますが、基本的にはトップダウンです。あくまで舵を取るのは経営者です。トップに位置する経営者の意向で研究・開発・製造の方向性が決まり、これが担当者まで降りてくるわけです。さきの例のように、会社の意向と異なる発明をして、ボトムアップしても普通、上層部は困惑する限りです。上から見ると何か自前の事業でも始めたのではないかと思えるくらいです。例えるなら、上層部の経営者の舵の効かない組織はアンコントローラブルな船のようです。このシミュレーションの問題点は、上司、経営者の意向に沿わないものであったと言えるでしょう。その会社に誇りと敬意を持つならば、能力を存分に発揮した上で意向に沿う仕事を、と思います。

仏教のいおり

○人は誰でも一生のうちに様々な苦悩に出会います。その苦悩によって人は本当の成長を遂げるのです。作者不詳

○深海に生きる魚族のように、自ら燃えなければ何処にも光はない。 明石海人氏

○歳をとってもチャーミングな人というのは人生の道を真白い玉を汚さずに転がしてきた人達だ。  大島渚氏

○自分の心を管理する師にならなければならない。決して気ままに動く自分の心の命令に従ってはならない。 作者不詳

○何のために生まれてきたか?人を喜ばせそれを見て嬉しいと思える人生でありたい。 NHKさまより

○自己を燈火とし自己を拠りどころとするがよい。真理を燈火とし真理を拠りどころとするがよい。他のものを拠りどころとしてはならない。 作者不詳

○人の道は心にあり。心は行いに出る。 お寺より

○苦しみに遭遇したときに、一切比較しない。 釈尊

○好きなものとだけ付き合っていると自分の世界を狭くする。 民放テレビより

○死とは寿命が終わることである。これを自分でどうにかしようと思うから苦しむ。 作者不詳

○すべてに感謝できるようになって一人前。人生の後半はすべて恩返し。恩返しすればするほど、到底しきれないと思えてくる。最後は、ありがとうございます。がいいな。 坂田道信

猛禽類

鋭い眼力を持ち

精密センサーのような感覚を働かせ

極めて微弱な小動物の反応をも逃さない

上空から地表へダイブし仕留める

君は森のハンター族だね

ご鑑賞頂くにあたり

カミングアウトのようになりますが、私は小学2年生でIQ 135でした。その関係か好奇心が異常なほど旺盛な子供で機械や電気・電子に特に興味があり、今考えるととても恐ろしいような危険な電気実験を行っていました。それに言えない程、問題のある異常な実験を科学と称して小学生の頃、繰り返し行っていました。このようなことは小学校で一旦治まり、学業は低迷しながらも普通程度のレベルで少年期を過ごしました。これが大学院に入ってから研究欲が再燃し、その後採用していただいた企業さまへは私の勝手な独創的研究の仕事の関係で大変ご迷惑をお掛けすることになり申し訳なく思っております。私のこの様な素性もあり、会社を辞めてからですが人生や対人関係の有り様に悩みに悩んで自分では解決できないほど病み、長期に渡り精神科のお世話になっています。そして、仏教の勉強をした結果と精神科に診てもらった劇的な相乗効果もあり、ようやく普通ほどになれたのかなと安堵しております。みなさまに読んで頂く文章には、論理(ロジック)を重視するよう心がけておりますが、お気づきの通りかなり独創的です。このような背景を合わせてご勘案くださり、ユニークですが一般とは異なる切り口の考えであるとご承知の上、ご鑑賞くだされば幸いです。

略 歴

法政大学大学院卒

三菱マテリアル株式会社退社

 先端技術者教育を徹底して受けました。

 ありがとうございました。

氏 名 

芳賀克己

プロフィール

少し前の写真で済みません。

福岡県在住です。

C言語プログラミングとギターをこよなく愛すシルバーです。​

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